場所を問わず、持つ人の位置を特定できる「HITOCOCO」(ヒトココ)を販売開始

PRESS RELEASE
April 16, 2024

山、海での遭難、高齢者や子どもの行方不明、災害時もピンポイントで発見可能に

山や海での行方不明を防ぐ捜索サービス「ココヘリ」を運営するAUTHENTIC JAPAN株式会社(本社:福岡市中央区、代表取締役社長:久我一総、以下「当社」)は場所を問わず、持つ人の位置を特定できる新型モデル「HITOCOCO」(ヒトココ)の販売をスタートします。

「HITOCOCO」は幅と高さが約5センチ、厚さは約1センチの携帯型の小型端末です。

「HITOCOCO」は当社が山岳救助サービス「ココヘリ」で培ってきた専用電波に加え、GPS機能、さらにBluetooth通信の3つの電波に対応しています。

 3波を搭載したことで山、海、そして都市と場所を問わずに持つ人の位置を詳細に特定することが可能となりました。まさに「フルレンジの位置特定サービス」です。

 「HITOCOCO」によって、当社がこれまで力を入れてきた山岳遭難における捜索活動にとどまらず、震災などの非常時の家族の居場所、さらには都市部での高齢者の徘徊や子どもの迷子、ペットの行方不明まで探し当てることができるようになります。

背景

10年で2倍近くに増加している認知症の行方不明者数

昨年発表された警察庁の調査によりますと、2022年に届け出があった認知症の行方不明者は1万8709人で統計を取り始めた12年以降、10年連続で増加し過去最多で、10年前と比べ1.95倍にも達しています。また、491人が遺体となって発見されています。こうした行方不明者のなかで高齢者の割合が圧倒的に高く、80代以上と70代であわせて94%を占めています。高齢化社会の進展で、さらなる増加が予想されます。

 「HITOCOCO」によって、こうした認知症による行方不明者の防止と迅速な発見を実現することができます。

 

・生存率が下がるとされる「発生後72時間」

国は首都直下地震が起きると最悪のケースで、死者は約2万3,000人、経済被害は約95兆円に達すると想定しています(2013年公表)。地震調査研究推進本部地震調査委員会によると、マグニチュード7程度の首都直下地震は今後30年以内に70%の確率で発生するともいわれています(2020年1月24日時点)。

 災害発生後72時間が経つと、行方不明者の生存率は下がるとされています。迅速な発見・救出が生死を分かつことになるのです。GPS、専用電波、Bluetooth通信の3波を搭載する「HITOCOCO」は、災害時の迅速な発見・救出にも役立ちます。

 

・30年間にわたって増え続けている登山での遭難者

警察庁の調べによりますと、この30年間にわたって登山での遭難者はコロナ禍の一時期を除いて、増加の一途を辿っています。登山者の高齢化、あるいは経験の浅い登山者が増えたことが要因と言われていますが、遭難対策は喫緊の課題となっています。

 遭難が発生するような山岳地帯ではスマートフォンの電波が届かないことが珍しくありません。ですが「HITOCOCO」は携帯電話の通信網だけに頼らないので、GPS機能が使えない山岳地帯でも迅速な捜索が可能となります。

■ HITOCOCO(ヒトココ)について

https://www.cocoheli.com/hitococo/hitococo

■本件に関する報道関係者からのお問合せ先

AUTHENTIC JAPAN株式会社  マーケティング担当

電話:092-791-2595

メールアドレス:info@authjapan.com